アラフォーゴルファーの日記

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米朝首脳会談は失敗だったのか

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ベトナムハノイで2回目の米朝首脳会談が行われた

 日本のマスコミの報道を見ていると先に行われた米朝首脳会談は、「交渉決裂」とか「失敗」だとかネガティブ的に報道されています。

日本のマスコミ報道のデタラメ感半端ない

しかし本当に失敗だったのならばアメリカ市場などは嫌悪感から軟調に推移し、はたまた暴落するはずですが今のところその予想を裏切る形で堅調に株価は推移しています。

むしろ為替はドル高円安になり、今回の交渉は成功なの??とすら感じられるような動きを見せています。

日本のマスコミは失敗だとか言っているけど本当は交渉は成功という結果が得られていたのではないでしょうか、いろいろな情報を入手してどうだったのか検証してみます。

海外メディアの反応

海外のメディア報道の反応としては交渉が決裂してむしろホッとしているようです。

独裁国家社会主義国が一朝一夕に民主化がなされるわけではないし、このことは首脳会談前にトランプ大統領も長い時間をかけて問題を解決していく必要があると発言しています。

逆にまだ2回しか会っていない相手にホイホイ合意してしまうほどアメリカは軽い国ではないので、(日本以外の)メディアは予想通りといった感じでしょうか。

失敗したのはむしろ北朝鮮の方

今回の交渉決裂で失敗したと感じるのはむしろ北朝鮮の方でしょう。

北朝鮮への経済制裁がとても厳しく、海外メディアの情報だと北朝鮮の軍まで食糧に困っていて寄付を募っているとの事です。

だから金正恩は今回の米朝首脳会談でなんとしても経済制裁を解除してほしかったようです。だけどそんな状況をアメリカは知っているうえで交渉に臨んでいるので、そうやすやすと合意するはずもありません。

だから交渉によって1つも成果を出すことができなかった金正恩は今回の交渉は失敗だと感じているはずです。

過去の歴史は物語る

米朝首脳会談後にトランプ大統領は報道陣に対して、ノーラッシュ(急いではいけない)、という発言をしたそうです。

そしてトランプと仲の良いFOXTVのアナウンサーとのやり取りでは、30年前の米ソ首脳会談のレーガン大統領とゴルバチョフ大統領との会談の過去の歴史を持ち出し、その時と会談が似ている、とまで言っていたそうです。(レイキャビク首脳会談)

当時の交渉時も交渉は物別れに終わり、ソ連は今の北朝鮮と同じで大変な食糧難になっていたのですが、ソ連はその会談の1年後、クーデターによって社会主義国が崩壊しました。

今回もその状況とよく似ている、と報道されています。

歴史は繰り返されるのですね。北朝鮮独裁国家が崩壊するのは2020年頃ですかね。

トランプと金正恩との圧倒的なレベルの違い

今回の会談で改めて明らかになったのはアメリカと北朝鮮との交渉のレベルが違いすぎることです。

アメリカは焦らずに北朝鮮の非核化実現に向けて交渉を続けているのに対し、北朝鮮は食糧難という懐事情から経済制裁を解除してほしいのに、相手が思うように合意してくれないという焦りが感じられます。

でもそれはある意味しょうがない感じがしますよね。トランプは今までビジネスで数々交渉を行ってきたキャリアがあるのに、金正恩は誰からも交渉術を教育されたことがなく、その中で今回の交渉に臨んでいるわけですからこれはある意味、トランプが金正恩に会談を通じて教育しているのではないでしょうか。

日本も過去ペリーの黒船が来たことによって鎖国が解除されたように、北朝鮮も当時の日本と同じ感じなのでしょう。

自分の意見

ジム・ロジャースも本で言っていたように近い将来、北朝鮮が崩壊し投資する価値のある国になるかもしれませんね。北朝鮮市場開放、北朝鮮爆上げ、爆益となると面白いかも。

また日本のマスコミはNHKを筆頭にアンポンタンな報道ばかりしていますね。テレビ観ていると的外れな考えになってしまうからテレビは極力観ないのだけれどw

あと、今回の米朝首脳会談を本当に恐怖を感じているのは中国ではないでしょうか。

アメリカの交渉の巧さに、中国は戦術を組み立てているはずです。IT(ファーウェイ問題)でアメリカにカウンターパンチを喰らい、貿易戦争でガンガン関税を掛けられて中国も世界覇権を狙っているのに、アメリカにいいようにやられているから。

胸の内は何かアメリカに対し反撃したいと思っているはずだけど、手下の国が交渉でいいように交渉されている様を見せられちゃうとひるむでしょう。

今回の会談は中国に対し抑止力になったと思います。