【悲報】会社員転勤の真実
年度末の3月や上半期の9月では転勤と言われる異動がどの会社でも行われます。
そのため多くのサラリーマンは会社の人事に自分の人生が翻弄されることになります。
ただ、20代・30代で転勤を数多くしてきた経験からして転勤をするメリットはあまり無いように感じたためそのことについて書いていきたいと思います。
①会社内でも本社と支社は別会社
僕が30代前半に転勤でお世話になった札幌市
どの会社でもそうですが本社で行う業務と支社で行う業務が同じことが少ないように感じます。
本社ではそれぞれの部署で社内業務の一部を専門的にやっているケースが多いですが、(例えば営業部ならば営業だけを、積算部ならば積算業務だけを、という感じに)地方支社に行くと、営業部であろうが品質管理業務も行うし、積算業務も行う。さらに現場に出て安全パトロール業務も行う、というように何でも行わなければなりません。
そのような意味で本社やっていた業務がそのまま地方支社で行うことがなくなるため、今まで行ってきたキャリアがあまり役に立たなくなってしまい、さらに新たに覚えなければならないことが出てくると思います。
②会社が嫌になっても転職しづらい
地方支店の雰囲気が嫌で会社を辞めたいが辞められない…
日本経済の中心は東京です。
東京では会社が嫌になって転職活動をすればすぐに次の職を見つけることができるでしょう。
逆に地方支社に行くと会社が嫌になっても転職先は簡単に見つかりません。東京での平均月収が25万(30代前半)とすると、地方では平均月収が15万程度になるでしょう。
それだけで東京で働くのと地方で働くのとでは所得差が生まれてしまうのです。現実に地方に異動になって会社が嫌になっても辞められずに、本社から声が掛かるまでじっと地方支社で仕事をしている人がたくさんいます。
日本の会社が業績が悪いのになぜ会社員に転勤を言い渡すのか。
それは会社を辞めさせないための会社側の対策でしかなく、転勤することによって会社員は人生の自由を会社によって奪われてしまいます。
だから僕は転勤を頻繁に行っている会社、または業績がさほど良くないのにやたらと転勤をちらつかせる会社はリスクでしかなく、現在業績が良くても悪くてもそんな会社から脱出したほうが賢明ではないだろうかと感じています。
③地方は給料が下がるうえ生活費が掛かる
地方都市は車社会で朝夕は道が混むことが多い
地方転勤したら駅前に住まない限り、車所有が当たり前の生活になります。
車を所有するための支度金は会社からは出ないため、数百万の出費をすることになります。
また地方に住んでいる人は買い物するために車、通勤するために車、友達と会うために車といった具合に車しか利用しないため、外出する時はいつも車の生活になります。当然歩いて外出などはしないため運動不足になり、健康を損なってしまいます。
そんだけ車を使うのだからガソリン代は安いのではないのか、と思うかもしれないけど残念ながらガソリン代は首都圏が一番安いです。
特に四国地方、東北地方、北海道、沖縄、または人が住む島どの地域に行ってもガソリン代は超絶高いです。唯一地方でも安い地域は群馬、栃木、茨城(北関東)の国道沿いにあるガソリンスタンドだけです。
④総括
若い時に地方支社への転勤なら会社は経験値を蓄えさせる意味での転勤なのかもしれませんが、40代以上での地方転勤は一部の例外を除き人生で大きな負債を抱えることになるため、転勤を拒否したり転職活動した方がマシでしょう。
仮に転職するならば次の職場選びの基準としては①転勤なし②遣り甲斐③柔軟な働き方、を提唱している会社に転職条件に選ぶ。(貯蓄はそこそこあり年収アップしてもあまり意味はないし、去年政府が副業を認可したため、副業によって副収入を増やせば世帯収入はそこまで減らないのではないかと考えている)