【書評】天才を殺す凡人
社会生活において人間関係の問題を克服することが大事です。
その中で世の中の人々の属性を知ってどのように対応すればよいかを物語風にこの本は説明しています。それぞれの登場人物は実社会にいそうな感じの人ばかりですので、すんなりと理解することができました。
大きく分けると3つの属性に分かれるというもので「天才」「秀才」「凡人」でそれぞれの特徴を分かりやすく描かれていました。
世の中で一番多いのはもちろん凡人ですが、その凡人が大人数集まって一つの意見を通すと天才はその大多数の意見によって殺されてしまうことから、この本のタイトルが来ています。
そしてこの本の特徴としては本が出版される前に筆者がブログでこの本の内容をネット上で上げておいてそれに対するネット住民の意見や感想を募って、それを本の後ろに載せるということをしていました。
こういうネット情報と出版とのコラボと言えるスタイルは低迷する出版業界においてはなかったので客観的な意見も載せていてとてもよかったと思います。