休みが多い日本に対する懸念
今年のゴールデンウィークは10連休。海外旅行へ行こう、とか普段できないことを考えている人も多いのではないのでしょうか。僕も休みが多い事には賛成なのですが休みが多すぎることによって素直に喜べない人もいるのでその事実を書いていきたいと思います。
4月に入社した新入社員
4月に入社した新入社員は今、過酷な新入社員集合研修を受けていると思います。僕もそうですが思い出したくもない、あの肉体的にも精神的にもきつい集合研修は二度とやりたいと思いません。
朝5時起床し体操してからランニング、筋トレ、それが終わってから夜まで行われる良く分からない講義を延々と寝ずに聞かなくてはならない、洗脳教育っぽいことを平気でする日本企業には辟易します。(それも2週間もそんな生活を強いられる)
そんな精神的に大変な新入社員研修を終えて、ゴールデンウィークに10連休も取ってしまうと、それはそれで会社に行きたくない(行かない)人が結構な割合で出てしまうのではないかと思います。
現役の社員ですらメンタル調整が難しいと考えているのに、ついこないだまで大学生をしていた人たちがそんな生活をしていたら精神を正常に保つのは難しいと思います。
派遣社員・契約社員・パートの方々
月給制、年俸制ではなく、時間給でもらっている上記の方々は10連休で手取り収入を大きく減らしてしまいます。街中ではすでにその収入減を懸念して緑色のバックをもって奔走しているドライバーが都内を中心にたくさん群がっています。
我々のロスジェネ世代は3人に1人が派遣社員・契約社員になっています。
自分で収入を得るために正社員であってもいろいろな副業に手を出している世代でもありますが、労働単価が年々下がってきているため思うように収入を得ることができません。
そんな人たちが10連休でまったく収入がない時間を過ごしてしまうとどういったことが起こってしまうのでしょうか。6月以降の生活困窮者があぶりだされるのではないかと思うわけです。
派遣社員などになってしまった人は学校を中退したとか、退学したという人は少ないと思います。むしろ正社員よりも真面目に仕事を正確にこなす人も多いため、人間的には優秀な人が多いと思うのですが、当時の政府がロクなセーフティーネットを張らずに法案を可決させてしまったため、そのツケが今も社会問題になっていると思います。
思えばお金の稼ぎ方、という生活に直結する勉強は学校では決して教えることはないので、民主主義の世界では個人がよりよい生活をするためにどういったことを心がけるればいいのかもっと深く知識、経験として学ばないとまずいと思います。
この問題、政府はもっと真剣に考えないといけないと思います。
海外ヘッジファンドによる日本株暴落の懸念
投資家目線で言えば毎年ゴールデンウィークの時期は各会社が決算が出てきて、利益確定売りをする時期になるため、日本株が売られやすい時期にあたります。
しかし、今年に限って言えば日本では10連休にあたり東京市場が休場なのですが、海外市場は普通に動いているのでその時期を狙って、海外ヘッジファンドが大量売りを仕掛けてくる可能性が高いです。(どの投資家チャンネルでも言われていることなので、杞憂に終わるかもしれませんが)
日本人投資家として気をつけておくべきことは、株価が大暴落して元本割れするほど損失を被っては長期投資していたとしても痛手を負うことになるので、今持っているポジションの半分程度は確定売りを行いリスクに備えたほうがいいと思います。
幸いして今はまだ米国の雇用情勢が好調でまだ株価は高値を維持しているため、今半分売ったとしても相当な利益を確保できると思います。株価は上がったらいつかは下がる、という基本原則に則り投資戦略を立てて下さい。
ちなみに僕は10連休はフルに遊びに使わず半分は旅行してゆっくり過ごし、もう半分は普通に仕事をするかスモールビジネスを1つでも行い、収益に繋げていこうと考えています。基本的に会社の労働は嫌いですが自由な発想で自分のビジネスを育てることは嫌いではないので。