【書評】1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
人間の集中力は1日3時間が限界ではないでしょうか。
最初は仕事の方法論的な本かと思いましたが違いました。
考える力を鍛えれば一生食べていける
”ブレイン・アスリートは、普通のアスリートと同様にストイックな生活を送っている。”
”偏見や固定概念を日々ひき剥がすには、筋トレのように練習が必要だ。”
考える力は人間がAIに負けない力だと思います。しかしながら、日本の教育制度に流されて考える力をつけないまま大人になってしまった人たちが僕を含めて多すぎるような気がします。
考える力をつけれいれば、このまま思考停止のまま働き続けても意味がないと思うんですが、それでも今の生活で満足しているから仕事や生活を変えようとしないんじゃないかと思うわけです。
自分も本当にやりたいことをもっと真剣に多くの時間を使って考えなければならない時期であると感じています。。。
「できる人」は常に代替案を用意している
代替案がある人というのは例えば想定外の事が起こり、思い通りのことが起こらなかった時に動揺しないで代替案でトラブルを回避できてしまうとのことでした。
仕事でもそうですが物事を深堀りして考えると考え続けていろいろな方法が思いついている時がありますが、そのアイデアはノートに書き留めて万が一の時に備えることが必要だと思います。
代替案についてもう一つ。これはビジネスアイデアにも生かせる考えかと思います。
お金を稼げるアイデアを代替案含めて複数貯めておくと、一つのビジネスがうまくいかなかった時に即座に損切りして別のアイデアで新たにビジネスを始めることができるからです。
ですので、ビジネスアイデアはちょこっとでもいいから毎日考えた方がいいでしょう。
個人に帰属する数字は時間しかない
”お金が時間に変化し始めるのは、自然な流れである。モノを交換するのにお金は便利だが、関係を築いたり、一緒に楽しんだりするような価値の共有なら、時間のほうが通過としてふさわしい。”
仮想通貨の出現などによって、お金の価値が将来なくなってしまうのであれば個人に価値を見出すのは時間ということになる。
時間という有限な資源を労働時間に費やすのは考えていない証拠であるし、たいして稼げない労働に対し、全力を注ぐ意味というのはあまりないのではと思います。
特に平日頑張って残業や長時間労働したりすると、休日が休息時間で終わってしまうことになってしまうので、平日はできる範囲でそんなに時間を掛けず、休日にサイドビジネスや自己投資に時間を充てた方がいいと思います。(かといって、休日の時間を労働時間に充ててしまっては意味のないものになりますが。副業と称しウーバーイーツをしたりしても限界が見えてくるかと)
仕事は労働から貢献へ
「労働」という言葉を聞くとやらされ感が半端なく聞こえますが、「貢献」というと社会から必要とされる存在っぽく感じて、悪くない感じがしますよね。
筆者は将来は自分から社会に貢献してそれを仕事にしなさい、と言っているわけです。
ということは、自分が好きでのめりこんでいる趣味をひろめるために情報提供するでもよいし、困っている人が多そうな知識を独学で得て、ブログ内で紹介することも立派な貢献だと思うわけです。
その時代はあと3年もすればやってくる、と筆者は言っていることから社会貢献できる考え、仕組みを今のうちから個々人が意識して構築し、その生活を主としなければいけなくなるでしょう。