アラフォーゴルファーの日記

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【書評】父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話

 

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
 父親が娘に話した内容、と言ったら少し話が長すぎると思いますが普通に読み物として捉えるのならば、物語調になっているため読みやすい本だと思います。
日本人は経済の勉強を全く勉強しないまま大人になるため、給料をもらったら全部使ってしまう人が後を絶ちません。特に若い人はいつもお金が足りない、と言っています。民間の会社員が自己啓発としてでしか経済の勉強をしないのであれば、格差はますます広がっていくのではないでしょうか。

簡単に本のあらすじを紹介

本の内容としては個人の経済格差の話から始まり、市場社会とは何か、労働力とお金の話、産業革命の話、仮想通貨の話、これからの経済の話をしているわけですが、安定して需要のあるタバコが通貨として刑務所内では取引されていたみたいです。
 
安定して需要のあるものが通貨価値のあるものだとするならば、現在のお金はなぜ価値があるのか、という話になるのですがそれは国が法律によって通貨を決められていて、なおかつ為替変動によってその通貨の信用度合いが異なります。
 

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仮想通貨をFXと勘違いしている人は多いと思います

仮想通貨が不安定なのは管理しているところが国ではなく、仮想通貨を利用している個々人になっていること、またマイニングによって通貨が特定の人間だけに行きやすい、ということで
信用度が少ないことが暴落してしまったと考えられるということでした。
 
仮想通貨と言えば若い人が投資をしているというイメージがありますが、経済の事を理解している人間からしたらこれに全財産することは自殺に近い行為だと思います。
 
国が管理していない通貨なので仮想通貨をたくさん持っている人間が情報操作によって、簡単に価格を上げたり下げたりすることができるので、機会を逃すとあっという間にお金を減らし絵しまうからです。僕の知人は仮想通貨(ビットコイン)で300万円スッたという話も聞いていますし、こんなものにお金を取られるのであれば素直に株式投資をすればいいと思うのです。

この本のコア部分は訳者あとがきかと

訳者あとがきを少し引用すると、

  

 

 大切な判断を他人まかせにしないためには、経済とは何か、資本主義がどのように生まれ、どんな歴史を経ていまの経済の枠組みが存在するようになったのかを、自分の頭で理解する必要があるのです。

 イギリスのシンクタンクエコノミスト・インテリジェンス・ユニット」によると、日本の民主主義指数は先進国では下位の22位に留まっており、「欠陥のある民主主義」のカテゴリに入っています。

 (中略)

 日本はGDPに占める教育支出が小さく、就労しているひとり親家庭貧困率が先進国の中で突出して高く、日本に住む子供の7人に1人は貧困と、先進国の中で最悪の水準です。

 だからこそ、日本で多くの人がもっと経済について自分の言葉で語れるようになるといいし、本書が経済と資本主義について考えるきっかけになることを願っています。 

 貧困家族になってしまうのは我々の親世代の知識不足が原因と言われています。

自助努力によって貧困を脱出できるのであれば、毎日の多忙を言い訳をせず少しずつでも独力で勉強する必要があります。

本が苦手の人は最近は優良なブログも世の中にありますので、そこから経済を学ぶことも有効な手段だと思います。

 

参考ブログ

choco0202.work

 

 

buffett-taro.net

僕は本を読んで、さらに知識を深めるために上記のブログから自分の投資手法を確立しました。