【書評】大人の週末起業
久々の書評です。
今回は「大人の週末起業」を読んでみましたのでこちらの感想を述べたいと思います。
なぜ働きながら週末起業をする必要があるのか
本業を疎かにしろ、と言っているわけではありません。
週末起業(自分が専門知識を持っていて好きな分野の仕事)をすることで定年後も楽に働くことができるからです。要は趣味、興味、好奇心を持って若いうちから専門的知識を持っておくと将来すぐに始めることができますよ、ということを言っています。
また、起業した経験がある人間と何も行動してこなかった人間とでは大きな差ができてしまうため、何も行動してこなかった人間は定年退職した後も嘱託社員として働いたり、アルバイトをすることになるため大したお金を稼ぐことができません。
ライフ・シフトの話も引用していてその中で①最終的に75歳まで働けるように持っていきたいこと②家計は80歳まで働かないと家計が破綻する、というネガティブな状況から定年という概念がなくなるため、すぐに始められる週末起業を推奨しています。
スモールビジネスですがやっていることは本格的です
人がスモールビジネスをする動機はお金が定年後の人生が長いのでお金がもたないから働くしかない、とどちらからというとお金に関する悩みで働いているのだと思います。
もし、働く必要のないくらいお金が定年後にあったら働くでしょうか。フルタイムで働くことはしないまでも割の合わない嘱託、アルバイトのような働き方はしないと思います。
すみません、否定的なことから書いてしまいました。
ただそれでも自分が怠けたくないため働き続けたい、と思っている人もいると思うためその人のために準備をしておきましょうということで、情報発信したり、名刺を作ったり、専門家を名乗ったり、セミナーを開催したり当たり前すぎることが書いてありました。
起業するにあたりやってはいけないタブーとは
最後に週末起業でやってはいけないタブーについても書かれていました。
これは知識がない人にとってはやりがちなことなので注意が必要とのことです。
結論から書いてしまうと、
・安易に仲間と始めてはいけない
・お金をできるだけ使わない
・途中であきらめない
・納税を怠らない
・安易に資格に走らない
・安易に会社を辞めてはいけない
これらのことが書かれていました。
当然、と言えば当然ですよね。特に勘違いしがちなのが、安易に仲間と始めてみたり、安易に資格に走ることだと思います。僕も3年前くらいまでは起業するためには仲間と始めたり、必要な資格を取らなければならないと真面目に思っていました。
でもやる気がある仕事は仲間と始める前に自分から率先してやってしまうし、自分の専門分野の資格をまぐれでゲットできたとしても、それが収入に結び付くことはありえないことなのだと思います。
僕も昔、会社が推奨する資格を取ってはみたもののそれが年収アップに役立つことはありませんでした。だから資格に頼るのではなくやりたいことの資格を取っていたほうがいいです。会社が推奨した資格だけを取っていたらいつまでたっても自分のオリジナリティが生まれないと思います。
やりたいことがあるのならば行動あるのみ
僕の大好きなゴルフもそうですがビジネスにおいてもやりたいことがあるのならば悩んでないで今すぐ始めるべきです。
歳を取ってしまうとやりたいことがあっても行動を起こす気力がわかなくなるため、心で思っているだけで行動が起こせてないひとが僕の周りにもたくさんいます。
夢や野望があるのならばそれに向けて必死で勉強しますし、結果も意地でも出してやろうと思うものです。だから早く自分の好きなものに対するプライドは持っておいた方がいいと思います。
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