70歳雇用義務について
流石に酷すぎるでしょ。使えない老人の雇用を義務づけて、若者を非正規で使い倒すとか、この国に未来はないのか。
— たろう (@Edgar_Degas) 2019年5月15日
70歳雇用、企業に努力義務:日本経済新聞https://t.co/64x6iFGoh2
国会ではいつの間にか「高年齢雇用安定法」なる法律を作るらしいです。
この法律に対する僕の考えを書いていきたいと思います。
高齢者の仕事に対するモチベーション低下
僕の会社にも「安全・品質管理部」という定年後再雇用する部署がありますが、お年寄りの労働者ばかりで数少ない若手もその部署に配属されると若々しさがなくなって老けてしまっている印象です。(会話が古い、白髪がたくさん出てきても髪を染めようとしない等)
またそこに属している人は嘱託社員となっているため現役時代より給料が約半分になっていることもあり、遊んでいる人がたくさんいる印象です。ヤフーショッピングを勤務中にしていたり、ユーチューブ動画を勤務時間に見ていたり、パソコンでマージャンをしていたりととてもじゃないけど生産性のある仕事をしているとは思えません。これはまるで国家公務員の天下り先のような感じになってしまっています。
彼らの部内での話題と言えば年金いつもらうのか、と昔の現場での栄光話ばかりで学べる点は少ないです。
彼らも企業年金をすでに受給していてその中で働いているので、フルタイムで働かなくてもいいように思えるのですが、年金だけでは老後は到底やっていけないために自分の残された時間を使って働いているのでしょう。
人生100年時代では働き方を変えていくべき
現場の仕事が好きで給料が半分になったとしてもこの仕事をしていきたい、と感じている人ならば別ですがそうではないのならば例えば40歳の年齢を境に副収入ビジネスを立ち上げたり、新たな専門性を養っていくのが今後の人生ではありかと思います。
しかも今は晩婚化が進んでいて、40代で子供を授かるという人も世の中にはたくさんいるのでその子供の一番お金が掛かる時期には親は60代になっているので、企業年金だけでは到底暮らすことはできないでしょう。
逆算すると40代で本業の定年退職を迎えるという避けられない事実を考えるならば、副業なり今までのスキルとは別に稼げるスキルを自己投資しなければ長く働くことはできなくなる計算です。
これはもう手遅れかもしれませんが、30代から株式投資や運用を行っていれば60代になったときにそれなりの運用実績を手にすることができるので、老後も働き続ける心配はなさそうです。高齢者が働く理由としてお金が足りなくて働いているのですから(生きがいやボケ防止ならば自分の趣味に没頭したほうが有意義な感じがします)給料半分に減らされてもまだ会社にしがみつく痛々しい感じにはならなくて済みそうです。
また同じ企業で働き続けることは同時に現役世代の雇用機会の減少を意味しますから、遊んでばかりで組織が活性化する仕事ができないのであれば潔く退社することも考えなければならないでしょう。
今後考えられる予想される未来
アラフォー世代で貯蓄すらできていない人が全体の4割もいる世の中で、正社員というスタートラインすらたてない人がたくさんいるので、予想されることは
1、年金がほぼもらえない(もらえたとしても生活はできない程度しかもらえない)
3、優秀な若い人は経済成長著しい海外に出てしまう人が増えると思われるため、日本企業で倒産するところ続出
だと思う。
なんだかネガティブな事ばかり書きましたが、非正規雇用を国が認めた段階で各世代でゆがみができてしまったため、国を立て直したいのであれば雇用を生み出すシステムを半強制的に作らないとダメなような気がします。
要は現在の価値観に固執しないで時代を先取りしてそれに対してどのようなことを今しなければならないのか、の見極めを早い段階から行っていくことが大事になってくるでしょう。